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今週のピックアップ
Google Assistant 通訳モード
アメリカ時間の12月12日、検索大手のGoogleがGoogle Assistantの同時翻訳機能であるInterpreter Mode(通訳モード)のスマートフォンアプリ(iPhoneとAndroid対応)を発表しました。
通訳モードを使うには、Google Assistantアプリを開き「英語通訳モード」と言うだけです。英語以外の中国語やフランス語など44の言語に対応しています。
通訳モードがオンになると、日本語を話せば外国語に、外国語を話せば日本語に翻訳してくれます。翻訳するたびにボタンを押す必要はないので、通常の会話を外国人と続けることができます。
翻訳のレベルもかなり正確なうえに、長い会話にも対応。
ドラえもんの翻訳こんにゃくのレベルです!
これで、2020年のオリンピックで外国人に話しかけられても余裕で対応できますね。
2020年ゴールデングローブ賞ノミネート、 Netflix 強し
アメリカ時間の12月9日に77回目(2020年)のゴールデングローブ賞のノミネート作品が発表されました。
ゴールデングローブ賞は毎年、映画とテレビ番組の優秀作品・制作関係者を選ぶアメリカの伝統的な賞です。
動画ストリーミング世界最大手のNetflixが映画とテレビの両部門でそれぞれ最多の17、合計34の賞にノミネートされました。この数は、映画部門の24.3%、テレビ部門の30.9%を占める数です。
1社でこれだけのノミネートを専有するというのは、本当におどろきです。
Netflix以外では、11月からApple TV+というストリーミングを始めたAppleとAmazonのプライムビデオからもノミネート。
この3社のノミネート数の占有率は、映画部門 28.6%、テレビ部門 45.4%と圧倒的です。
アメリカではテクノロジー会社への独占禁止法の調査が話題になっていますが、テクノロジーだけでなく映画やテレビの制作というまったく別の業界でも同じようなことがおきつつあるのは興味深いです。
日本でストリーミング(視聴)できる作品
Netflix、Amazon、Appleのノミネート作品は、日本でも視聴できるのでまた見ていない方はぜひ。
Netflix
- アイリシュマン (映画)
- マリッジストーリー (映画)
- 2人のローマ教皇 (映画)
- ルディ・レイ・ムーア (映画)
- ザ・クラウン (テレビ)
- アンビリーバブルたった1つの真実 (テレビ)
- ザ・ポリティシャン (テレビ)
- コミンスキーメソッド (テレビ)
Amazon プライムビデオ
- レ・ミゼラブル (映画)
- マーベラス・ミセス・メイゼル (テレビ)
- フリーバッグ (テレビ)
Apple TV+
- The Morning Show (テレビ)
Googleマップにもシークレットモード登場
Googleのオフィシャルブログによると、iPhoneのGoogleマップのアプリに履歴が残らないシークレットモード機能が追加されました。
Googleマップの初期設定では、ロケーション履歴と呼ばれる位置情報がユーザのGoogleアカウントに保存されるようになっています。
以前訪れた場所の名前や正確な位置がわからないときなど、履歴を見て確認できるのでとても便利な機能です。
ただ、自分の行動のすべてをGoogleアカウントに保存したいたかといえば、そうでもないでしょう。以前から履歴を個別に削除することはできましたが、削除という作業自体が面倒だと思うユーザも多かったと思います。
今回リリースされたシークレットモードのよいところは、ロケーション履歴や検索履歴の保存をするかしないかを詳細設定を開かずに簡単に切り替えられるところです。
履歴を便利に使いつつ、プライバシーとのバランスを保つのにピッタリの機能ですね。今度Googleマップを開いたときに試してみてください。
以上今週のテックニュースでした。
それではまた来週お楽しみに。