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大掃除、効率的にすすめて年末をゆっくりすごす4つのポイント

Daisuke Sadamori

最終更新日: 2019.12.04

年末が近づいてくると大掃除という言葉を意識し始めますね。

 

そもそも、年末の大掃除は何故おこなうのか考えたことはありますか?

もともとは煤払い(すすはらい)からきています。煤払いをして家中を清め、新年に神々様を迎え入れる神聖な行事で、一般的には12月13日にされていたようです。

 

けれど、12月は師走(しわす)と言われるほど、いそがしい時期。

ひと月があっという間にすぎてしまいます。

 

いそがしい12月に無理やり大掃除の時間を作るよりも、10月や11月ごろから少しずつ始めてみるのはいかがでしょうか。

 

この時期はまだ日中の気温が20°前後で暖かく、玄関など外まわりの掃除がとってもらくちん。いそがしくなる前なら換気扇などのしつこい油汚れに時間かけられるという利点もあります。空気が乾燥してきているので掃除した場所の乾きも速くスムーズです。

 

また、掃除を効率的にすすめるには、混同しやすい掃除片付けをきちんと区別して行うことも大切です。片付けをすると掃除をした気になってしまうから。

 

使わなくなったおもちゃや家具類。着なくなった衣類などの整理。これらは片付けです。こういった片付けを先に行うことで掃除だけに集中しましょう。

 

大掃除ちょっと構えてしまうかもしれませんが、コツを覚えて準備さえすればとっても簡単な作業です。

 

それでは、さっそくその方法を詳しくみていきましょう。

 

1  掃除をしたい場所のリストアップ

 

普段、掃除が出来ていない場所を中心に考えてリストを出してみましょう。各場所をタイトルにして、その中で特に掃除したい箇所を書きだします。

 

例えば 玄関

  • 下駄箱の中
  • 玄関扉
  • 玄関のタイル
  • 階段の手すり(あれば)
  • メールボックス
  • 玄関灯

    

このようにきちんと書き出すことで、掃除のうっかり忘れも減りますね。

 

2 リストアップした場所を所要時間でグループ分け

 

  10分以内で終わる作業

 10〜30分で終わる作業

  30分〜1時間で終わる作業

  1時間以上かかる作業

 

まずはこのように所要時間を区切り、どの作業がどのグループに分けられるのか考えてみます。

 

そうすることで①に入る作業は普段の掃除のついでにできることに気がつきます。④に入る作業はつけ置き時間の必要な作業がはいってくるので、②や③の作業と合わせて、休日やお天気の良い日にまとめて行おう、というような計画がたてられるでしょう。

 

3 エコ洗剤を上手に活用してみよう

 

近年、環境にも体にも優しいエコ洗剤が注目されています。

お掃除のベテランの方なら、すでに掃除必需品として活用されていると思います。

 

そんなエコ洗剤の代表的なものといえば、重曹(じゅうそう)セスキ炭酸ソーダ。油汚れに効果があります。

 

その他には、水アカ、尿の汚れに効果があるクエン酸も有名です。

 

たいていの汚れはこの3つのどれかひとつを使えば解消できます。

 

また、お風呂場周りなど皮脂と水アカの汚れの両方があるところでは、重曹とクエン酸、あるいはセスキ炭酸ソーダとクエン酸と合わせて使うのも有効です。

 

それでも、どうしても落とせない頑固な汚れには、天然石けん酸素系漂白剤を使うのもおすすめです。

 

これらの特徴を理解してから適した場所で使うと、掃除がガンガンはかどります。

 

セスキ炭酸ソーダとクエン酸の詳しい使い方は、こちらで解説していますので参照ください。

 

トイレと風呂がピッカピカ!クエン酸の使い方

 

油汚れ・皮脂汚れがおどろくほどおちる!セスキ炭酸ソーダの使い方

 

 

4 掃除道具の見直し

1で掃除したい場所、3で必要な洗剤類が確認できたら、掃除をしたい場所に対して必要な道具類がそろっているか確認しましょう。

 

ほうきやちりとり、雑巾やたわし類はもちろんですが、それぞれの場所に適した、かゆいところに手が届くおすすめの掃除道具を紹介します。

 

メラニンスポンジ

ともかく万能です!ステンレスの水アカやカップなどについた茶渋など、水につけて軽くこするだけで落ちてしまう優れもの。いろいろな場所で活躍してくれます。

 

ハブラシ     

細かい溝や隙間の掃除で大活躍。ブラシの先端は柔らかいのでハサミで少しカットすると、よりゴミをかき出しやすくなります。

 

キッチンペーパーとラップ  

直接つけ置き掃除ができない場所にピッタリ。例えばお風呂場の壁や床のタイル、ガラス扉や窓のパッキンなどを洗剤に浸したキッチンペーパーの上からラップでパック。しばらく放置すると簡単に汚れが取れます。

 

マイクロファイバークロス  

髪の毛の100分の1の極細の化学繊維でおられた布で吸水性に優れ、乾燥も早いので拭き掃除にピッタリ。汚れをしっかりとり、素材を傷つけないのも特徴です。キッチンまわりはもちろんですが、軽い汚れなら水だけで汚れを落とせるので場所を選びません。ホコリもキレイに拭き取るのでお部屋の壁や窓ガラス、網戸などにもおすすめです。

 

どれも、ホームセンターや100均ショップ、ドラッグストアやインターネットでも購入できるので、気楽ですね。

 

まとめ

今回は年末の大掃除を楽しく計画的に進める方法を紹介しました。掃除する場所と所要時間のリストアップと、必要な洗剤と道具の見直しがキーポイントです。

 

まずどこを掃除したいのか?その掃除場所にかかる時間はどのくらいか?をリストアップすることから始めてください。リスト化することで、掃除のうっかり忘れを防げるだけでなく、計画的に掃除が進められるからです。

 

そのリストをもとに、日中の気温がまだ暖かいときに掃除を始めると、玄関先や窓など外周りの掃除がらくちんです。また、空気が乾燥し始める時期なので、カーテンやクッションカバーなど厚めの生地類などの洗濯も乾きやすく、掃除がはかどります。

 

最後に改めて理解していただきたいのは、この記事は片付けではなく掃除の方法についての紹介だったということです。片付けと掃除を区別することで、より楽しくスムーズに掃除ができると思います。

 

今年は、ちょっと早めに掃除をスタートして、いそがしい12月をゆったりとした気持ちですごしてはいかがでしょうか。

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Daisuke Sadamori

デザイン・テクノロジー・データの3つが大好きなデジタルコンサルタント。 日々の生活や仕事の中で、この3つをどうやってうまく使っていくかを常に模索しています。

ついでに料理は作るのも食べるのも好き。最近のお気に入りは、低温調理と常備菜。ちなみにエスプレッソマシンは全自動。

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