LastPass要約写真

たった1つだけのパスワード LastPass

最終更新日: 2019.10.25

「あーパスワードを忘れた」そういうことってよくありませんか?オンラインメール、SNS、オンラインショッピングなどは便利で楽しいものですが、使うサービスが増えるとパスワードを覚えるのが大変です。
 

スマートフォンの場合は一度パスワードを記憶させてしまえば機種変更まで再入力を求められることはないので特に忘れてしまいがちですよね。また、デスクトップPCを使う場合もめったに使わないアカウントのパスワードを覚えておくのは難しいものです。
 

覚えやすさを優先するあまり、同じパスワードを使いまわしたり、短いパスワードを使う人もいますが、これは隣の家と同じ鍵を使うようなものでしょう。パスワードの覚えやすさと安全性は反比例するので、多くのネットユーザのジレンマになっています。

 

しかし、インターネットの良い所は問題があれば誰かがすぐに解決策を提供してくれることで、「LastPass」というパスワードの管理専用ツールが公開されています。

 

 

LastPassとは?

LastPassは1つのマスターパスワードと呼ばれるパスワードを使い、他の多くのパスワードの生成・保存・入力などを一元管理を可能にするクラウド型アプリケーションです。
 
ブラウザ自体にもパスワードを保存する機能がありますが、クラウド型のLastPassはインターネットに接続可能な端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)であれば機種・オペレーティングシステム等を気にせずにいつでもどこでも利用できるのが最大の特徴です。
 
また、パスワードは暗号化された状態でサーバーに保存されるので、プライバシーにも配慮されています。マスターパスワード以外はLastPassが生成したパスワードを自動入力するので、覚える必要どころか見る必要もありません。

 

インストール

LastPassはGmailなどのようにブラウザでページを開いてからログインして使うことも可能ですが、一番便利なのはブラウザのアドオン(拡張機能)として使う方法です。スマートフォンやタブレットで使う場合は専用アプリをダウンロードして使います。以下に各デスクトップ・ブラウザに対応するLastPassのリンクを貼ったので、お使いのブラウザにインストールしてください。
 

Google Chrome

https://chrome.google.com/webstore/detail/lastpass-free-password-ma/hdokiejnpimakedhajhdlcegeplioahd?hl=ja

 

Firefox

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/lastpass-password-manager/

 

Safari

https://extensions.apple.com/?category=security

 

 

LastPassがインストールされると以下の写真のようなアイコンがブラウザ右上に追加されます。

LastPassアイコン

 

アイコンをクリックして「アカウントを作成」をクリックしてください。メールアドレスとマスターパスワードを入力するとアカウントが作成されます。このマスターパスワードが破られると他のすべてのパスワードが流出するので、最低でも12桁以上でかつ小文字・大文字・数字・特徴文字を混ぜたパスワードを作ってください。
 
パスワードの作り方は「覚えやすく安全なパスワードの作り方」で紹介しています。また、このパスワードを忘れると大変なので、心配であれば紙に書き留めておくことをおすすめします。

 

使い方

ブラウザ右上のアイコンをクリックして、登録したメールアドレスとマスターパスワードを入力してログインします。アイコンが赤くなったらログイン成功です。LastPassにログインした状態で、パスワードを保存したいサイトに行きログインすると以下の写真の様にパスワードを保存するか聞かれます。 パスワードの保存

 

「サイトを保存」をクリックすると、サイトの追加ページが開きます。ほぼすべての項目が自動入力されるので、そのまま保存ボタンをクリックするだけです。フォルダの欄は保存したサイトを整理したい時に使います。

 

サイトの追加

 

 

サイトが保存されると次に同じサイトを訪れたときユーザIDとパスワードが自動入力されるます。同じサイトで複数のユーザのパスワードを保存している場合は、入力欄の右端にアスタリスクに数字がついたアイコンが表示されるのでそれをクリックして、使いたいユーザを選択してください。

 

LastPassでログイン

 

アカウント作成時やパスワードの変更の際には、パスワードを入力する欄に以下の写真のような鍵アイコンが表示されます。そのアイコンをクリックするとランダムで強力なパスワードが生成されるので、「パスワードを使用する」をクリックして保存してください。
 
このパスワードは覚える必要が無いので「パスワードの長さ」の設定から覚えやすさを考慮せずに安心できる長さを自由に設定できます(10-20桁程度で十分)。また、詳細ボタンをクリックすると、パスワードに使う文字の種類の選択や、曖昧な文字のを避けるなど細かい設定が可能です。

 

パスワードの生成

 

 

セキュリティ強化

パスワードの一元管理は非常に便利ですが、安心してLastPassを使うには、セキュリティの設定が欠かせません。LastPassには普通のオンラインアカウントよりも多くのセキュリティ機能が付いているので、必須の設定を2つ紹介します。

 

アクセスが可能な国を制限する
ハッカーは日本にもいますが、大部分は国外にいると思われます。その点を考慮すれば、アカウントのアクセスを日本に限定することは、ハッキングのリスクを下げるための有効な手段です。
 
設定するには、My LastPass保管庫を開いて、ページ左のメニューから「アカウント設定」をクリックしください。次に「全般」のタブを開き、「高度な設定を表示」をクリックします。
 
セキュリティの項目にある「選択した国からのログインのみを許可する」にチェックを入れて日本にチェックを入れます。海外旅行に行くときは、旅行先の国を一時的に追加するのを忘れないようにしましょう。 国別のアクセスの制限

 

2段階認証を有効にする

通常のパスワードに加えてワンタイムパスワードなどの2つ目のパスワードを設定することで、セキュリティが飛躍的にアップします。
 

設定から「他要素認証」のタブを開き、好きなオプションから選択して、2段階認証を有効にしてください。無料ユーザにも多数のオプションが用意されていますが、主要なオプションは以下の3つです。
 

  • LastPass認証システム
  • Google認証システム
  • グリッド

  多要素オプションの設定  
LastPassとGoogle認証システムはスマートフォンのアプリを使う2段階認証で、iPhoneはApp Store、 AndroidはGoole Playからダウンロードが可能です。
 
グリッドは設定時に生成されるアルファベットと0から9の数字で構成された表を使います。
 
ガラケーを使っている方以外は、LastPassかGoogle認証システムの方をおすすめします。実家のパソコン、職場のパソコン、友人のパソコンなど使う端末を選ばないからです。

 

2段階認証の基本的な内容については「2段階認証でセキュリティ強化」、Google Authenticatorの使い方については「セキュリティもGoogleにお任せ」を参照してください。

 

まとめ

LastPassは1つのパスワードで他の多くのパスワードをオンラインで管理できる非常に便利なサービスです。オンラインのサービスをあまり利用しない方には便利さがあまり伝わらないかもしれませんが、利用可能なオンラインサービスはかなりの数があります。
 
例えば、Gmailなどの無料メール(Androidユーザは必須)、FacebookなどのSNS、Amazonなどのオンラインショッピング、携帯のアカウントなど基本的なもの以外にも、オンラインバンキング、ブログ、クラウドストレージ(Dropboxなど)、配送サービス、図書館、クレジットカード等多種多様なオンラインサービスにパスワードが必要です。

 
利用しているアカウントが1つであれば単純に安全でかつ覚えやすいパスワードを作りそれを使えばよいですが、GmailまたはApple ID + 携帯アカウントの2つ以上のアカウントを持っていない人は少数派でしょう。無理に複数のランダムで長いパスワードを暗記しようとせずに、LastPassを使う方が便利なだけでなく安全です。

 
しかし、LastPassが技術的にいくら安全であってもマスターパスワードが「password」ではより危険になってしまう可能性もあります。
 
覚えなくてはいけないパスワードは1つだけですから、今まで使っていたパスワードよりも長くランダムなパスワードを選んでください。また、セキュリティ強化の部分で解説したアクセスが可能な国を制限することと、2段階認証の設定も必須です。
 
面倒臭がらずに一度きちんと必要な設定をしてから、この超便利なLastPassを使ってみてください。

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