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ヤマトで早く・安く・ラクに荷物を発送する方法

Daisuke Sadamori

最終更新日: 2020.06.13

現在では当たり前のこととして社会に広く受け入れられている「配達無料」サービス。実は、2007年にAmazonがプライムメンバーシップによる配達料の無料化を開始するまではありえないことだったんですよね。

 

Amazonを便利に使っている筆者はこの無料サービスにどっぷり浸かってしまっていますが、荷物を送る側に立って考えることもあります。

 

家族に誕生日プレゼントやお歳暮を贈るときです。

 

結婚していると、両親・義理の両親の誕生日、父の日、母の日などかなり荷物を送る機会があります。全員近くに住んでいるので配送しないで直接持っていくこともありますが、それでも独身のときはほぼゼロ回だったことを考えると発送数がかなり増えたことは間違いありません。

 

仕事が忙しいときに荷物をおくる必要があるときもあるため、どうにかして発送をラクにできないかと考えました。時間がない方、めんどうなことが嫌いな方のために、筆者が使っている早い・安い・ラクな配送方法を紹介します。

 

ポイントは3つ。

  • 配送情報の入力のデジタル化
  • キャッシュレス決済の有効利用
  • 集荷・持ち込みの戦略的利用

 

発送しなれている方には当たり前のことも多いと思いますが、それぞれのポイントについて詳しく見てきましょう。

 

配送に必要な情報の入力をデジタル化する

荷物に貼る宛先表を手書きしていませんか?

 

または、パソコンで作った表を印刷する方もいるかもしれません。

 

手書きは書き間違い・読み間違いが起こりやすいですし、パソコンから印刷するのは紙とインクの無駄。時間も余計にかかります。

 

ではどうすればよいのかというと、必要な情報はヤマト運輸のシステムに直接入力。

 

ヤマト運輸には「クロネコメンバーズ」という無料のオンラインサービスがあり、配送・集荷・再配達などをインターネットで完結できます。

 

クロネコメンバーズのログイン画面

 

昔からある日本の大企業のオンラインサービスは1990年代に作ったような見づらい・使いづらいものが多いのですが、クロネコメンバーズの使いやすさは秀逸。

 

筆者が最も感動したのは、アドレス帳から配送先を選ぶとき、名前順ではなく送った回数が多い宛先を最初に表示してくれるところ。UX(ユーザー経験)デザイナーを入れてシステムをきちんと作ったのだろうということが伝わってきます。

 

話が少しずれましたが、宛先などの配送情報はクロネコメンバーズから入力するとものすごく早くて便利なのは間違いありません。さらに、この方法はデジタル割という割引まで受けることができます。

 

割引額は60円。

 

ガリガリ君も買えないほどの割引ですが、早くてラクな方法を使うと勝手に割引してくれるので文句はないでしょう。

 

キャッシュレス決済を有効利用する

2019年に始まった政府の還元プログラムで多少盛り上がっているキャッシュレス決済ですが、ヤマトでも支払いはキャッシュレスがお得で便利です。

 

多数の決済方法が選べますが、筆者のおすすめの支払い方法は、「Apple Pay」とヤマト専用の「クロネコメンバーズ電子マネー」。

 

どちらの方法も一長一短あるので、自分の好みに合わせて選択しましょう。

 

Apple Pay

ヤマトではクレジットカード払いはクロネコペイというサービスに登録しなければ利用できないので、Apple Payが現金から簡単に開放される唯一の方法です。Suicaなど主要な電子マネーもキャッシュレス決済ではあるものの、チャージするのに現金が必要なため「なんちゃって」キャッシュレス。常に現金がついてまわります。

 

ヤマトの採用しているApple Payはオンラインで完結する方法であるのもポイント。

 

例えば、筆者が支払いだけ済ませて、家族や友人にヤマトの営業所に荷物を持ちこんでもらうという方法が使えます。この方法は家族や友人間の現金のやり取りも省けるので圧倒的にラクです。

 

個人的にはApple Payだけで済ませたいところなのですが、Apple Payを使う場合は集荷依頼ができないという問題があります。

 

また以下の場合、Apple Payは使えない点にも注意してください。特に3つ目のSafari以外のブラウザを使っている場合、Apple Payが選択肢として表示されないのでハマりやすいです。

 

  • Androidスマホからの発送依頼
  • 営業所での支払い
  • iPhoneでGoogle ChromeなどSafari以外のブラウザからの発送依頼

 

クロネコメンバーズ電子マネー(クロネコメンバー割)

そこで、集荷サービスを使いたい方、またはAndroidユーザーにおすすめしたいのが、「クロネコメンバーズ電子マネー」です。

 

クロネコメンバーズ電子マネーは簡単に言えば、ヤマトでの支払いにのみ使えるプリペイド式の電子マネー。他の電子マネーと同じく現金チャージが必要なだけでなく、ヤマトでしか使えないので利便性は最悪です。

 

それではなぜ、クロネコメンバーズ電子マネーをすすめるかというと、「割引がデカイ」から。

 

1回のチャージ額が3,000円以上なら10%、50,000円以上なら15%が配送料から割引されます。

 

クロネコメンバーズ電子マネーについて知っておきたいポイントは4つ。

 

  • カードの発行・年会費は無料
  • 最低5年に1回利用すれば、チャージした額を半永久的に使える
  • チャージは、営業所またはセールスドライバーが持っている端末から
  • チャージ額がたりない場合は、現金と組み合わせ払いが可能

 

年に1回以上、誕生日などで荷物を送る習慣のあるかたなら、作っておいて損はないです。

 

集荷・持ち込みをうまく使い分ける

重い荷物を自分でコンビニやヤマトの営業所に持っていくのは正直大変です。

 

そんなときに便利に使いたいのが、集荷サービス。ネットまたは電話で時間を指定すると、セールスドライバーが荷物を引き取りに来てくれます。

 

気になる値段ですが、集荷と荷物の持ち込みの価格の差はたったの100円。

 

東京の最低時給で働いている方でも6分で稼げる額ですから、営業所が家から徒歩3分以上なら集荷してもらったほうがお得です。

 

ただ、知っておきたいのは、価格差100円というのは荷物1個あたりということ。

 

荷物が1個でも10個でも集荷は1回なのにおかしいと思うかもしれませんが、ヤマトの場合は持込の場合は荷物1個あたりについて配送料を100円割引くというシステムです。つまり、荷物が10個なら1,000円の割引になります。

 

ですから、軽い荷物をたくさん送る場合は、コンビニやヤマトの営業所に自分で持っていく方がよい可能性もあるわけです。コンビニなら出勤ついでに駅前で送るというのもありえますし。

 

集荷と持ち込みの違いは、値段以外には受付時間も重要です。

 

集荷依頼は午後5時までですが、営業所は通常午後7時まで配送の受付をしています。午後5時以降にオンラインで配送予約をすると配達希望日を次の日に指定できないのですが、その点も営業所で変更が可能です。ですから、次の日までに荷物を届けたいというときは、迷わず営業所に持ち込みましょう。

まとめ

筆者が使っている荷物を早く・安く・ラクに発送する方法を解説しました。

 

繰り返しになりますが、要点は3つ。

 

まずは、荷物の配達先の住所入力や配達希望日などの情報はデジタル入力すべしということ。書き間違いなどのミスを防げるだけでなく、スマホなら選択肢からタップして選ぶだけ。1度使ってみると、絶対に手書きには戻れません。

 

次に、支払いはキャッシュレス決済が圧倒的に便利。釣り銭間違いもありませんし、小銭を用意する手間も省けます。支払いを早く・ラクにするついでに、割引もボーナスでついてくるので一石二鳥です。

 

最後に、荷物を営業所に持ち込むか集荷を依頼するかは、荷物の重さ・数・時間帯を考えて上手に選択しましょう。

 

荷物を送るときの参考にしてください。

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Daisuke Sadamori

デザイン・テクノロジー・データの3つが大好きなデジタルコンサルタント。 日々の生活や仕事の中で、この3つをどうやってうまく使っていくかを常に模索しています。

ついでに料理は作るのも食べるのも好き。最近のお気に入りは、低温調理と常備菜。ちなみにエスプレッソマシンは全自動。

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