ダンボール燻製器要約写真

意外なもので簡単に作れる燻製器

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美味しいワインとほどよく燻製されたチーズ。これが私の週末の楽しみです。こんなセリフを言えたらとても素敵ですよね?お店でワインとチーズを楽しむのも良いですが、自宅でワインを飲みつつ、美味しい燻製を作るというのもまた他では味わえない楽しみがあります。燻製と聞くとなにか大変そうな感じがするかもしれませんが、実はとっても簡単です。本格的にやる場合はちゃんとした燻製器をお店で買うのもありですが、ちょっと試しにという方にはダンボールで燻製器を自作するのがおすすめです。燻製=火気なのに紙?と心配するかもしれませんが、燻製器の役割は煙を逃がさないようにするだけなので大丈夫です。では早速、燻製器の作り方を見て行きましょう。

 

材料・道具

  • ダンボール箱(横型:W31 x L40 x D31、縦型:W31 x L31 x D40 cm 以上が目安)
  • 1cm角又は直径の木材2本(支持棒)
  • バーベキュー網
  • ガムテープ
  • カッター

 

 

基本デザイン

燻製器は密閉された箱の中に食材を置く場所を確保すれば良いだけなので、最も基本的なデザインは以下の図に示した「縦型」と「横型」の2つのバリエーションが考えられます。どちらの型も支持棒の上にバーベキュー網を乗せ、ガムテープで蓋を閉じるだけのシンプルなデザインです。ベーコンなどS字フックに掛けて燻製する場合は、支持棒を真ん中に追加して、それに引っ掛けて使います。煙を出すためのスモークウッド(木くずを固めたもの)は底の部分に設置しますが、特に横型は熱でダンボールが燃えないように銀皿等の上に乗せる必要があります。

 

縦型

自作燻製器 縦型デザイン

 

横型

自作燻製器 横型デザイン

 

ちなみに縦型についているスモークウッド確認口は、煙を逃すこと無くウッドの火が途中で消えていないかを確認するために使います。横型は前面の蓋半分を開けて確認します。

 

 

どちらの型を選択するかは手に入るダンボールと網の大きさで決めます。バーベキュー網はオンライン又はホームセンター等で購入できる安いものを使います。探してみるとわかりますが、バーベキュー網のサイズは縦横が30cm以上のものがほとんどです。ダンボールはこのバーベキュー網がすっぽり入る寸法の物を選び、網が入る向きにより横型か縦型にするかを決定します。

 

ダンボールは通常横に長い箱は浅く、深さがある箱は幅や長さが短いので、調度良い大きさの物を見つけるのには意外と苦労するかも知れません。見つからない場合は次のカスタムデザインを参考にしてください。

 

 

カスタムデザイン

筆者は燻製器内の温度を低く保ち(冷燻と呼ぶ)半熟燻製玉子を作りたかったので、より*体積の大きい燻製器を作る必要がありました。そこで縦型を採用し、同じ大きさの箱を1つのモジュールとして必要な数だけ積み上げていくデザインにしました。

 

*冬場にエアコンをつけても大きな部屋はなかなか温まらないのと同じ原理。

 

自作燻製器 モジュラーデザイン

 

 

ダンボールは深さのある1.5リットルのペットボトルが6本入るものを使いました。箱のサイズが小さくバーベキュー網の長辺が入らなかったので、側面に切れ込みを入れて、網を差し込みダンボールの両端で支える方法にしました。また、網を2段にしたので、食材の投入口を各箱に設けました。元々はS字フック用の支持棒も設けるつもりでしたが、網に直接引っ掛けても網に歪みが生じなかったので、支持棒なしのよりシンプルなデザインとしました。

ダンボールを使った自作燻製器

 

設置場所とスモークウッド

燻製器を庭などの地面に設置する場合は特に心配ないですが、ルーフテラス等でやる場合は熱によるデッキの変色の可能性があるので、レンガやコンクリートブロックなどの上に設置します。スモークウッドは一度ガスコンロなどで炙り火をつけてから銀皿などに置き、炎を吹き消してから燻製器に入れます。炭のようにゆっくりゆっくり燃えて煙を出し続けます。煙が出ていないようであれば、確認口から火が完全に消えてないか確認し、消えていたら火をつけ直してください。

 

燃えているスモークウッド

 

 

ダンボールで作る燻製器はいかがだったでしょうか?材料が少なく簡単に作れるので、自宅用だけでなくバーベキューやキャンプの時にも即席の燻製器として活躍します。しっかりとガムテープで隙間を塞げば、お店で購入する金属製の燻製器と同等の煙の漏れにくいものができます。長時間燻製すると本格的なベーコンなども作れますが、おすすめはチーズ、ソーセージ、ゆでたまごなどを酒のツマミになるものを軽く一時間程度燻製する方法です。簡単なのに驚くほど深い味わいが出て、普段飲まない人でもワインやビールが飲みたくなるほどです。一番寒い時期が過ぎてこれから暖かくなってくるので、是非試してみてください。

Daisuke Sadamori
建築とテクノロジーに情熱を燃やすデジタルデザイナー。デザインとITを使って地方の持つ魅力を引き出し、人と人をつなぐことで地方の活性化に貢献することを目標にしています。 一時期小笠原に住んでいたせいなのか、田舎の古民家で半自給自足的なサステイナブルな生活に憧れています。単純な田舎ぐらしというよりも、Arduinoなどを使った「モノのインターネット」を上手く活用して少しハイテクな次世代の田舎暮らしを模索したいと思っています。

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